国際連合は中国ネットサービス大手の騰訊控股(テンセント)とグローバルパートナーシップを結んだと、2020年3月31日に発表した。世界中で流行している新型コロナウイルスの影響により、国連創設75周年に開催される数千ものイベントがオンラインでの開催へと変更される予定で、これらはテンセントのビデオ会議プラットフォームを通じて開催される。これは国連史上最大規模となるグローバルコミュニケーションになる。
国連がオンラインで開催する各種のイベントへの参加者は、テンセントのビデオ会議プラットフォーム「騰訊会議(テンセントミーティング)」と企業向け業務管理アプリ「企業微信(ウィーチャットワーク)」、オンライン会議専用のAI同時通訳サービス「騰訊同伝(テンシュントンチュワン)」の提供を受けることで、さまざまなオンラインイベントに容易に参加することができる。
また、テンセントと国連は、オンラインイベントの開催以外の領域でも連携する。世界中に散らばる数千万の人々に対して、25年後の世界に対する見解や、気候変動および新型コロナウイルスなどがもたらす世界的な脅威に対して国際協力をどのように進めるべきかという見解について、ヒアリングを実施する。
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