2019年12月27日、中国EC最大手のアリババ集団は、もう一つの本部となる北京本社園区の建設工事を正式に開始した。これによりアリババは、北京と現在の本拠地である杭州にそれぞれ本社を持つ「ダブル本社」体制になる。同時に北京本社園区の建設は、アリババと北京市政府の今後の協力を象徴するものとなる。

アリババ集団が2つ目の本部を北京で建設開始したことを知らせるリリース
アリババ集団が2つ目の本部を北京で建設開始したことを知らせるリリース

 アリババ集団の北京本社園区は、北京市の中関村科技園の朝陽園電子城北区に建設される。建築物の総面積は47万平方メートルとなっており、大きさは東京ドームの面積の約10倍に相当する。総投資額は64億元(約992億円)で、2024年に完成予定だ。

 このダブル本社の構想は16年にスタートした。現在アリババのすべてのコア事業は既に北京を中心に実施しており、領域としてはテクノロジーから金融、Eコマース、エンターテインメント、ヘルスケア、物流、新消費などをカバーしている。

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