2019年11月11日、中国EC最大手のアリババ集団が毎年独身の日に開催する最大ネットショッピングセール「Tモール・ダブルイレブン・グローバル・ショッピング・フェスティバル」が午前0時に開始し、中国全土で爆発的にネットショッピングが行われた。この大規模セールによる取扱高は毎年大きく成長し、19年は開始24時間で総取扱高が約2684億元(約4兆1000億円)となり、過去最高記録を更新した。
2019年度の「独身の日」当日の総取扱高は、18年の取扱高の約2135億元と比べて25.7%増となった。18年の総取扱高も、17年のそれ(1682億元)と比べて26.9%増であり、2年続けて安定した増加率を維持している。
取扱額が増えるにつれ、物流のオーダー数も年々記録を更新している。11日のセール開始から12時間が経過した頃には、セール対象商品の郵送物を受注した都市は既に324都市を超えていた。また当日の総オーダー数は12億9200万件に達した。
アリババの「新消費」構想
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