2019年10月20日、中国インターネット検索最大手の百度(バイドゥ)は、中国浙江省桐郷市烏鎮で開かれた第6回世界インターネット大会で、中国の銀行間決済ネットワークを運営する中国銀聯(チャイナ・ユニオンペイ)と国内60以上の銀行と提携して、顔認証決済サービスを開始することを明らかにした。
顔認証決済は、チャイナ・ユニオンペイが運営する電子決済サービス「雲閃付(クイックパス)」のスマートフォンアプリに新たな決済手段として追加される。同分野では中国EC最大手のアリババ集団による「支付宝(アリペイ)」と、中国ネットサービス大手の騰訊控股(テンセント)による「微信支付(ウィーチャットペイ)」が先行している。クイックパスは現在3番手であり、前者に対抗する電子決済サービスとしてシェア拡大を図っている。チャイナ・ユニオンペイの顔認証決済は既に多くの都市で試験運営が進められており、主に寧波や杭州、広州、嘉興(鳥鎮)、長沙、武漢、合肥などの地区で優先的にサービス提供を計画している。
顔認証技術はバイドゥが提供
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