2019年9月20日、中国ネットサービス大手の騰訊控股(テンセント)は、深セン市で顔認証技術を活用した地下鉄乗車サービスを開始した。60歳以上の高齢者を対象に、深セン市の地下鉄11号線のすべての駅に設置される顔認証システム専用の改札機を通じて、無料で乗車できる。

60歳以上の高齢者は顔認証システムを通じて無料で改札口を出入りできる
60歳以上の高齢者は顔認証システムを通じて無料で改札口を出入りできる

 テンセントは、深セン市の地下鉄を運営する国有企業「深セン市地鉄集団(深セン地鉄)」と中国のATMメーカー大手「広州広電運通金融電子(広電運通)」と連携して、今回の顔認証による地下鉄乗車サービスを実施する。

 対象年齢を満たす高齢者は、地下鉄11号線の駅に設置される自動券売機で身分証を持参して顔情報を登録すれば、11号線の駅では顔認証で改札口を出入りできるようになる。また、体が不自由などの理由で車椅子を使用する高齢者が顔認証をスムーズに行えない場合を考慮し、顔を登録する際に指静脈も登録することで、指静脈認証を通じて改札口を通過できるようにもしている。

 現在、地下鉄11号線のすべての駅にはそれぞれ少なくとも2台以上の顔認証システムを導入した改札機が設置されている。「車公廟(チェーゴンミャオ)」、「福田(フーティエン)」など乗降客が多い駅については、8台以上が設置され、乗降客の利便性の向上を図っている。

顔認証はわずか0.3秒で完了、識別率は99.99%

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