2019年6月21日、中国インターネット検索最大手の百度(バイドゥ)は、中国湖南省の長沙市政府から自動運転車専用のナンバープレート45枚を取得した。バイドゥは長沙市で同社の自動運転タクシー「百度 Apollo Robotaxi(バイドゥ・アポロ・ロボタクシー)」の実用化に向けた大規模な路上走行試験を開始する。

長沙市政府が実施したプレスカンファレンスで、自動運転車専用のナンバープレート取得が発表された
長沙市政府が実施したプレスカンファレンスで、自動運転車専用のナンバープレート取得が発表された

 長沙市政府が実施した「AI(人工知能)政策およびスマートカーや自動運転車の路上走行試験に関する規則」についてのプレスカンファレンスの中で、発表された。バイドゥは19年内にバイドゥ・アポロ・ロボタクシーの運営開始を目指し、技術面と政策面を調整するための準備として、長沙市での大規模な路上走行試験を実施する。また、バイドゥは19年4月1日に、長沙先導産業投資と湖南湘江智能科技創新中心と共同で、湖南阿波羅智行科技を設立しており、同社が今後長沙市でのバイドゥ・アポロ・ロボタクシーを運営していく。

 プレスカンファレンスでは、長沙市政府は合計49枚の自動運転車専用ナンバープレートを交付しており、バイドゥの他には中車時代電動汽車、長沙智能駕駛研究院、北京福田ダイムラー、インセプティオ・テクノロジーにそれぞれ1枚ずつ交付された。また、長沙市政府はスマートカーや自動運転車の路上走行試験の実施における規則「智能網聯汽車道路測試管理実施細則(試行)V2.0 」も発表した。

路上走行試験における実施細則の3つの要点

 従来の実施細則と大きく異なる点が3つある。まず、中国国内で初めて第三者の乗車が許可される。これは自動運転車の路上走行試験という段階から、人を乗せた路上走行試験という段階に入ることで、自動運転タクシーの実用化に一歩近づくことを意味する。長沙市民は志願すると路上走行試験の体験に参加することができる。