2019年5月17日、中国ネットサービス大手の騰訊控股(テンセント)は、中国の通信機器最大手の華為技術(ファーウェイ)と、イノベーションの共創を目的とした連合実験室「華為EMUI・騰訊QQ連合実験室」を中国の深センに設立した。提携領域はSNSやAR(拡張現実)、決済、IoTなどだ。

テンセントとファーウェイの合意を知らせる会見
テンセントとファーウェイの合意を知らせる会見

 この連合実験室プロジェクトは、名前の通りテンセントのインスタントメッセンジャー「QQ」と、ファーウェイが開発したAndroidベースのモバイルオペレーティングシステム「EMUI」を組み合わせ、ユーザー体験を充実化するためのものだ。テンセントはMAU (月間アクティブユーザー)8億2300万人(19年3月末)というQQのユーザー数と豊富な機能を、ファーウェイはスマートフォン端末の開発で培った高度な技術や膨大なスマホユーザー数などの優位性を、相互に拠出して共有する。

 SNSの領域では、スマホのカメラで撮影したユーザーの表情をQQの絵文字の表情にリアルタイムに反映させて作成する絵文字「Animoji(アニ文字)」や、キャラクターの服を着せ替えたりアクションを加えたりして、好みに合わせてカスタマイズできる絵文字「厘米秀(リーミーシュウ)」などの機能を、ファーウェイのスマホのカメラ機能とコラボさせる。ARの領域では、QQのAR機能をファーウェイのARプラットフォーム「ファーウェイARエンジン」に追加する。決済の領域では、ファーウェイのスマホユーザーがQQの決済機能「QQ銭包(QQウォレット)」を利用する際に、指紋による決済や顔認証決済を可能にする。これらを通じて、QQユーザーおよびファーウェイのスマホユーザーが得られる体験を豊富にし、満足度を向上させる。

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