2019年5月10日、中国インターネット検索最大手の百度(バイドゥ)は、聴覚障害を抱える児童を対象に、絵本の内容を手話に翻訳する「AI(人工知能)手話翻訳ミニプログラム」を発表した。公益活動組織の「壹基金(ワン・ファウンデーション)」と中国ライフスタイル関連サービス大手の58集団との共同発表になる。

バイドゥのリリースに示された、ARを使ってキャラクターが絵本の内容を手話で示すイメージ
バイドゥのリリースに示された、ARを使ってキャラクターが絵本の内容を手話で示すイメージ

 バイドゥが開催した「2019百度聯盟生態合作夥伴大会(2019・バイドゥ ユニオン・エコシステム・パートナー・カンファレンス)」で発表した。AI手話翻訳ミニプログラムは、バイドゥアプリ内で利用できる機能で、聴覚障害を抱える児童向けに絵本の閲読をバリアフリー化する。光学式文字読み取り装置(OCR)、自然言語処理(NLP)、拡張現実(AR)などの技術を活用し、絵本上の文字を手話に翻訳し、文字の認識と理解をサポートする。

 使い方としては、まずバイドゥアプリを開き、スマートフォンのカメラで絵本を映す。AIを活用した画像認識技術で絵本の文字を認識し、ARで画面に映し出されたアニメキャラクターが、絵本に書かれた内容を手話で伝えてくれる。

 また、ただ翻訳するだけでなく、学習の補助機能も備えており、単語の理解をサポートする。絵本にある単語の意味を図で示し、「文字」と「手話」と「単語の意味」の3つの関係について理解を助ける。児童とその親がやりとりしながら学習することを想定しているため、親子が一緒に絵本を読んで喜びや楽しみを共有する時間も増える。

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