2019年2月22日、中国インターネット検索最大手の百度(バイドゥ)は18年第4四半期(10~12月)の決算を発表した。第4四半期の収入総額は前四半期比22%増で272億元(約4534億円)となった。18年度の収入総額は1023億元(約1兆7053億円)と前年比28%増となった。

バイドゥは好決算を発表した
バイドゥは好決算を発表した

 李彦宏(ロビン・リー)董事長兼最高経営責任者(CEO)は18年度第4四半期決算に対して、「バイドゥは18年に堅実な基礎を築いた。そのため我々は、19年に対して自信が満ちあふれている」とコメントした。

 2018年の好業績の要因として、バイドゥが提供する多くのサービスで、利用ユーザー数が軒並み増加したことが挙げられる。文書や画像、動画など多彩なメディアを自由に公表できる個人向けプラットフォーム「百家号(バイヂャーハオ)」では、コンテンツ創作者が18年1月に100万人であったところ、2018年12月には190万人を突破した。バイドゥの検索アプリ「百度(バイドゥ)」は、18年12月末時点で日次利用者数(DAU)が前期比24%増の1億6100万人に増加した。また、バイドゥ系列のアプリ内で起動できる、AI(人工知能)技術を活用するアプリ内プログラム「百度智能小程序(バイドゥスマートミニプログラム)」の月間利用者数(MAU)も、前期比24%増の1億4700万人となっている。

 中国でモバイルインターネットのビッグデータを取り扱っているクエストモバイル社によると、動画投稿アプリの「好看視頻(ハオカンシ―ピン)」はMAUが前期比1206.8%増と急成長を遂げて7500万人となり、もう一つのアプリ「全民小視頻(チェンミンシャオシ―ピン)」は18年4月にローンチされて以来、MAU は2302万人となっている。中国ネットサービス大手、騰訊控股(テンセント)の傘下にある「微視(ウェイシー)」のMAUは3253万人、中国EC最大手のアリババ集団の「土豆視頻(トゥードウシーピン)」のMAUは3225万人であり、BAT(バイドゥ、アリババ、テンセント)の中ではバイドゥが優位に立っている。バイドゥが提供しているアプリ全体のユーザーの総使用時間は、前期比112%増と利用が大幅に増えた。

 AI事業では、音声を高い精度で認識するAI機器向けプラットフォーム「DuerOS(ドゥアーオーエス)」が中国で最も受け入れられている。18年12月末時点でDuerOSに接続されるデバイスは2億台、音声のやりとり回数は16億回、開発者は2万7000人に到達した。また、バイドゥの「小度(シャオドゥ)スマートスピーカー」と画面付きスマートスピーカーの「小度在家(シャオドゥザイジャ)」は、中国で販売されるスマートスピーカーの中では販売数が最も多かった。

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