中国EC最大手のアリババ集団は、非営利の技術開発促進プロジェクト「香港人工知能実験室(HKAI Lab)」を通し、優秀なスタートアップ7社に支援プログラムの提供を開始した。

 同プロジェクトは2018年10月、アリババと、香港のAI(人工知能)ユニコーン企業の商湯科技(センスタイム)と香港科技園(ホンコン・サイエンス&テクノロジー・パークス・コーポレーション)とが提携して実現した。香港科技園は香港政府系ハイテク産業団地の香港科学園(サイエンスパーク)を運営する。

HKAI Labのオープニングセレモニーに出席した関係者ら。同ラボは10月に運用開始した
HKAI Labのオープニングセレモニーに出席した関係者ら。同ラボは10月に運用開始した

 「HKAI Lab」はAIを扱う人材を育成することで、香港のイノベーションを促進することを目的とする。選定されたスタートアップ7社は「HKAI Lab」の6カ月間の支援プログラムを受けられる。選定は年に2度行われ、毎年10~20社のスタートアップ企業を支援する計画だ。

 HKAI Labが提供する「スタートアップ・アクセラレーションプログラム」の内容によると、選出されたスタートアップは、香港の若者による起業を支援する「アリババ創業者基金」(アリババが設立)から10万ドルを獲得する。アリババやセンスタイムからはAI技術やクラウド技術、香港科技園からはコワーキングスペースの無償入居権の提供が受けられる。また、アリババやセンスタイムに加え、香港の外資企業との協業、投資家や業界リーダーとの交流機会のほか、事業開発や商品化のためのサポート、商機の発掘など豊富な支援が受けられる。