中国ネットサービスの騰訊控股(テンセント)は10月に中国政府系機関が開催したブロックチェーンのカンファレンスで、ブロックチェーンの信用における審査および評価で優勝した。同社のブロックチェーン技術は電子インボイスやゲーム、金融、医療といった分野での応用を実現しており、今後もより広い分野で積極的に応用領域を拡大していく。

 テンセントの「テンセントブロックチェーン」が1位を獲得した他、プラットフォームとしての機能と性能、安定性でそれぞれ高い評価を得た。すべての審査は中国情報通信研究院が用意するコンピューター室で行われ、統一された測定機器で評価された。

評価結果を会場で発表、テンセントブロックチェーンが1位を獲得(グラフの1番左)。2018年10月に開催された「2018トラステッドブロックチェーンカンファレンス」にて(テンセントのサイトより)
評価結果を会場で発表、テンセントブロックチェーンが1位を獲得(グラフの1番左)。2018年10月に開催された「2018トラステッドブロックチェーンカンファレンス」にて(テンセントのサイトより)

 性能面ではTPS(1秒間に処理できる取引数)が4つのノード(ブロックチェーンを支えるコンピューター台数)で5万487、8つのノードで5万30、16つのノードで4万8774という処理能力を発揮した。一般的なクレジットカードの場合は4000から6000の間であり、それを大きく上回る。また機能面では信用基準の通過率が100%、安定性では1秒当たり1万2000の速度で24時間稼働維持できた。

 テンセントはブロックチェーンの基礎技術だけでなく、技術の応用面でも評価を受けた。深圳市税務局はテンセントが独自開発したブロックチェーン技術を活用したインボイス(税額票)管理を可能にするプロジェクトを始動し、8月10日に中国初のブロックチェーンインボイスの発行に成功した。これは同カンファレンスの10大応用事例にも選ばれている。