中国インターネット検索最大手の百度(バイドゥ)は、同社が提供するモバイル地図サービス「百度マップ」へAI(人工知能)を全面的に導入し、「人工知能マップ」という次世代の地図サービスで利用者の外出をサポートする。

 具体的には、出発前や移動中、目的地到着後の3つの段階でそれぞれサービスを展開する。出発前には、百度マップの予測機能により、使用する交通機関や予想される道路状況、ルートなどを提案する。移動中には、百度マップの基本的な機能であるルート案内以外に、天気や事故状況の通知がユーザーに届く。目的地到着後はプライベートガイドとして、観光スポット情報やAR(拡張現実)ガイドなどのサービスを提供する。

 バイドゥは関連業界の企業と「AI外出連盟」を結成した。各企業との提携により、電気自動車の充電スポットを地図上に表示できたり、駐車スペースの予約、駐車料金の支払いなどができたりする。2018年末には百度マップで中国国内の駐車場に関する情報へのアクセスが可能になる見込みだ。

バイドゥなどが結成した「AI外出連盟」。左から4番目が百度マップ事業部の李総経理(2018年9月19日)(バイドゥのサイトより)
バイドゥなどが結成した「AI外出連盟」。左から4番目が百度マップ事業部の李総経理(2018年9月19日)(バイドゥのサイトより)

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