中国ネット大手の騰訊控股(テンセント)は2018年6月15日、上海市で交通サービスを提供する国営企業と戦略提携した。公共路線バスでテンセントの電子決済サービス「微信支付(ウィーチャットペイ)」を利用した乗車を可能にする計画だ。乗車時にネットに接続していなくても、つながったタイミングで決済の処理をする。料金が不足してもウィーチャットペイの残高をマイナスにして乗車できる。

テンセントと上海市の交通サービスを提供する上海久事集団が提携した(テンセントのサイトより引用)
テンセントは今回の提携を通して、テクノロジーを利用した交通産業のスマート化を目指す。
公共交通機関や関連サービスを提供する国営企業の上海久事集団と提携した。上海で一般的に使われているウィーチャットペイを活用することで、スマホに新たなアプリをダウンロードしなくて済む。システムはすでに約2000台の路線バスに導入されており、6月末には約5800台、10月末までには上海全ての路線バスへの導入が完了する予定だ。
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