中国のネット大手のアリババ集団は2018年6月15日、サッカーのワールドカップ(W杯)初戦の生中継で同時視聴者数1200万人を達成したと発表した。過去最高となる記録で、地方都市やスマートフォンでの視聴が伸びたことが要因だ。ゴールの度に電子マネーを配るなどしてエンターテインメント性を高め、ネットショッピングとの連携も図った。

コンテンツの配信事業について説明する、ヤン・ウェイドン アリババのエンタテイメントグループ社長 兼 優酷社長
アリババは今年5月にW杯の生中継の権利を獲得しており、傘下のネット動画サービス「優酷(Youku)」が配信している。従来に比べて高画質でスムーズな映像を提供することなどで、利用者増を実現した。
アリババによると、新たに増えた視聴者の半数が3級、4級、5級の地方都市からだという。また6割は30代以下の若者で主として優酷のスマートフォンアプリで観戦している。
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