中国インターネット検索最大手の百度(バイドゥ)は2018年5月31日、AI(人工知能)を活用したクラウドサービスの新戦略を発表した。利用者側に置くネットワーク機器であるエッジデバイスでも処理を実施することで、各業界固有の機能に対応したり、通信が不安定な場合でもスムーズに計算を行ったりできるという。

中国深センで、ABC(人工知能、ビッグデータ、クラウドコンピューティング)およびIoTなど最先端技術のソリューションを展示する「ABCサミット2018インスパイヤースマートIoT大会」を開催した。なかでも注目されるのが、クラウドおよびIoTのエッジデバイスを一体化した、AI技術を搭載した「バイドゥインテリエッジ(BIE)」である。
BIEによってエッジデバイスを各業界に合わせて高機能化し、クラウド側とのデータ交換を簡素化。従来よりも高速に通信できるようになった。通信の帯域が一時的に狭くなるなどで不安定になっても、エッジ側で計算することで、データの保存や計算、結果のフィードバックなどの管理ができる。
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