中国ネット大手のアリババ集団は2018年5月17日、広東省珠海市の横琴新区管理委員会などと戦略提携を締結した。クラウドコンピューティング、行政サービス、都市管理、電子商取引の分野で協力。AI(人工知能)などを活用し、産業発展を推進すると同時にスマートシティを構築していく。

アリババは珠海市横琴新区管理委員会などとスマートアイランドの構築で提携した(同委員会のサイトより引用)
アリババは珠海市横琴新区管理委員会などとスマートアイランドの構築で提携した(同委員会のサイトより引用)

 アリババ、横琴新区管理委員会、アリババ傘下の金融子会社アント・フィナンシャルの3者のほか、共同で都市開発を進めている政府直下の珠海大横琴科技発展有限公司とアリババ傘下でクラウドサービスを提供する阿里雲(アリクラウド)の2者も戦略提携を締結した。

 横琴は珠海最大の島であり、広東省と香港やマカオを結ぶ役割を持っており、特区として様々な開発プロジェクトが実施されている。今回、アリババのラウドやAIなどのテクノロジーを生かして、いわば「スマートアイランド」の構築を推進する。

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