会員数が全世界で1億人を超える米アマゾン・ドット・コムの有料会員サービス「Amazonプライム」。同サービスの会員は商品購入時の送料が無料になるほか、多数の音楽や動画コンテンツを見られるなど、さまざまな付加価値を提供することで顧客を囲い込んでいる。だが、アマゾンにとってプライム会員は年会費という形で収益を確保するためだけのサービスではない。アマゾンのIDを軸に、多様な角度から会員の生活に入り込み、抜け出せない状態を作りこむための戦略上、極めて重要なサービスと位置付けられる。

ウォルマート、ベストバイの生存戦略 会員制サービス相次ぎ開始(画像)

 

 日本国内ではレジなし店舗「Amazon Go」など、アマゾンのテクノロジーを駆使した未来的なシステムにばかり注目が集まっているが、アマゾンの戦略の本質は会員戦略にある。昨今、強化するオフラインの売り場も、その会員戦略の延長線上にあるものにすぎない。オンラインから始まったアマゾンのサービスがハードウエアや実店舗との境界も超えて、驚異的なスピードで有料会員を増やしていく中、迎え撃つ小売り企業も会員サービスを拡充させ始めた。生き残りを懸けた会員獲得の競争が激化している。

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