@Yam_eye・2015年07月16日 それなりに大きな仕事ができたときは、ゆっくり休みなさい。もちろん、そう簡単に大満足とはいかないでしょうが、達成感をかみしめて眠る時間も大切です。

寄藤文平氏による、山中俊治著『だれでもデザイン』(朝日出版)のカバーデザイン入稿データ
寄藤文平氏による、山中俊治著『だれでもデザイン 未来をつくる教室』(朝日出版社)のカバーデザイン入稿データ

 私のように生活用品をデザインする人にとっては、食事や散歩などの世間でオフとされる日常で見る風景も、常に調査対象である。つまりパソコンから目をそらしても、散歩に出かけても、目に入るもののほとんどは抱えている案件の参考製品であり、一部は競合製品だったりもする。車や電車も同様なので、移動中でもデザインが頭から離れることは少ない。

 先日も食事をしながら、そのとき使っていたフォークがパスタを巻きつけにくいのはなぜかを考え始めた。妻に話すと、そういえばあの店のフォークも巻きにくかったね、などと答えが返ってきた。結局、回転させやすいのはどのようなものかや、フォークの柄の断面などについてひとしきり語り合った。

 このときの会話は仕事の一環かと問われれば、そうだと答えざるを得ない。実際、こういう会話が仕事に生かされることも少なくなく、そうやって食器をデザインした経験もある。どうやら私たちは食事の時間もアイデア創出の場にしてしまっている。では、一体いつ休んでいるのだろう。

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