@Yam_eye・2011年04月26日 フリーになった頃、ある友人が私の状況を「脱サラ」と表現し、とても違和感を抱いたのを覚えている。確かに私はサラリーマンを辞めたが、すでにそのこと自体はどうでもよかったからだ。「脱○○」という言葉は○○にとらわれている言葉なんだと、そのときに理解した。

「リボンのヘリ」。瞬時に剛性を変えられる特殊繊維素材を用いた、軟らかい二重反転回転翼を持つパーソナルヘリコプターの提案。2度目の脱サラ直後に描いた、いかにも「漫画と機械工学」なスケッチ
「リボンのヘリ」。瞬時に剛性を変えられる特殊繊維素材を用いた、軟らかい二重反転回転翼を持つパーソナルヘリコプターの提案。2度目の脱サラ直後に描いた、いかにも「漫画と機械工学」なスケッチ

 「よかったじゃないですか、脱サラに成功して」とその人は言った。多分2003~04年ぐらいの話だったと思う。その一言に、私は不意を突かれた。日産自動車を退職してすでに15年以上がたっていたが、一度も自分の転身を「脱サラ」という言葉で表現したことがなかったからだ。「そうか、私は脱サラしていたのか」と新鮮な響きに感動しつつ、どうしてその言葉を使ってこなかったのかを考えてみた。

このコンテンツ・機能は会員限定です。

有料会員になると全記事をお読みいただけるのはもちろん
  • ①2000以上の先進事例を探せるデータベース
  • ②未来の出来事を把握し消費を予測「未来消費カレンダー」
  • ③日経トレンディ、日経デザイン最新号もデジタルで読める
  • ④スキルアップに役立つ最新動画セミナー
ほか、使えるサービスが盛りだくさんです。<有料会員の詳細はこちら>
10
この記事をいいね!する