@Yam_eye・2020年04月22日 学生諸君には申し訳ないんだけど、同じ授業を続けていると、だんだんテンション下がっちゃう方なので、今年は全然違うことがやれて、なんか楽しい。

スケッチは授業用課題「立体構成」。大学院生イ・ヒジュン君の構成アイデアをベースに展開したもの
スケッチは授業用課題「立体構成」。大学院生イ・ヒジュン君の構成アイデアをベースに展開したもの

 緊急事態宣言を受けて、2020年4月から東京大学でも遠隔授業が始まった。私も週に何度か、学生たちにオンラインで向き合うことになった。担当するのは、学部1年生向けの少人数講義、大学院生のための大人数講義、そして研究室の定期的なミーティング。それらすべてを自宅から行う。

 新学期が始まる少し前から、私は遠隔授業の準備を始めた。自宅の一角に授業用のコンソールを用意し、この機会に、学生たちの前でスケッチを描きながら授業を進めてみようと思いついた。ビデオ会議サービス「Zoom」の使用感を何度かテストし、それを踏まえて、最新のデジタル書画カメラ、大型ディスプレー、マイク付きのヘッドセット、いくつかの光源、さらにはスマホや手持ちのレンズ交換カメラをウェブカメラとして使うための、三脚やコンバーターなどを、3月のうちに取り寄せた。

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