前編は総論として、テレハラとは何か、2020年6月1日に施行された「パワハラ防止法」とは何か、そしてテレハラを立証する方法についてまとめた。後編では、テレワーク下だからこそ起こりやすいセクハラ・パワハラのパターンや、上司側が注意すべきことについて、フランテック法律事務所代表の金井高志弁護士に聞いた。

テレワークで身体的接触がなくてもセクハラは起こり得る……(写真/Shutterstock)
テレワークで身体的接触がなくてもセクハラは起こり得る……(写真/Shutterstock)

Q1 前編のQ3でセクハラとパワハラの類型(パターン)について説明があったが、テレワーク下だからこそ起きやすいパターンについて知りたい。まずパワハラについて教えてほしい。

A1 パワハラは、厚生労働省が出している指針(「事業主が職場における優越的な関係を背景とした言動に起因する問題に関して雇用管理上講ずべき措置等についての指針」)では、下表の6パターンに分類される。

パワハラの類型と、テレワーク下での起こりやすさ
パワハラの類型と、テレワーク下での起こりやすさ
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