日本のマンガ・アニメ・ゲームが海外で人気だ。そして言うまでもなく、コンテンツ海外進出のカギは「契約」である。たいていは難解な英文契約で、専門家も専門の解説書も少ない。そこで、今回は過去最大のブームと言ってよい海外リメーク契約について、ライツビジネスをするなら知っておきたい基本を福井健策弁護士に伺った。

日本のコンテンツが海外進出で成功する鍵は「契約」だ(写真はイメージ)
日本のコンテンツが海外進出で成功する鍵は「契約」だ(写真はイメージ)

 あの大英博物館が、「北斎展」を大成功させたことに続き、ハイシーズン3カ月をかけて海外では過去最大の日本マンガ展を開催と聞けば、ジャポニズム以来の日本文化人気では、とさえ思えてくる。特に象徴的なのは「ハリウッドでの実写映画化」で、ジェームズ・キャメロン製作で2月に全世界公開された「Alita:Battle Angel」は、日本マンガ原作では空前の450億円の興行収入を稼ぎ出した。さらにそれも抜き去った「名探偵ピカチュウ」や、「ゴジラ」「マリオ」「少年ジャンプ勢」と続き、長らく「塩漬け」だった伝説の「アキラ」実写化も、ついに動き出した。

ディズニー映画並みの興行収入も

Q1 ハリウッドなどを中心に、日本コンテンツの映画化が人気ですね?

A1 もちろん、決して全てがうまく行っているわけではないし、いつまで続くか断言もできない。それでも、10年前には考えられなかった事態だ。2020 Tokyo、日本食ブーム、インバウンド過去最高など、打ち続く日本カルチャー人気を背景に、確かにこの数年で事態が大きく動いているとは感じる。