オリンピックのチケット抽選申し込みが2019年5月28日に締め切られる。チケットを巡るルールに注目が集まっているが、購入・転売ばかりか入退場や場内での禁止行為などは全てルール化され、オリンピックIDを作った数百万人はすでにこの規約に同意済みだ。「10分で読める」という規約の解説を書いた福井弁護士に尋ねた。

Q1 まずチケットの購入ルールを教えてください。

A1 買い占め防止などのため、なかなか厳格だ。複数のIDや重複での申し込みは禁止され、発覚すると重複する両方の申し込みが無効になる。また、当選した全てのチケットを購入しなければならず、全額払い込まないと当選が無効になるだけでなく、IDの取り消しなどもあり得る。座席配分は組織委員会の裁量で、複数申し込んでも「隣り合わせになるよう努める」とされるだけなので、離れた席になる可能性はある。あまりに困る配置のときは、公式リセールが事実上の救済策だろう。

Q2 チケットの譲渡は自由なのですか?

A2 原則として転売禁止だ。ただし、第1に、定価での「公式リセールサイト」が今後用意される。第2に、実は親族や知人間の券面額以下での譲渡は可能とされている。救済措置としては分かるものの、「知人」をかたった高額転売に悪用されないかは懸念点だろう。なお、6月20日にはチケット不正転売禁止法が施行されるので(過去記事参照)、定価を超えるチケットの転売を反復継続する場合は、たとえ個人でも処罰もあり得る。気をつけたい。

Q3 入場時の注意点を教えてください。