2019年春に卒業する大学生の採用選考が今年6月1日に解禁され、約2カ月が経過した。最近では、AI(人工知能)を活用した企業の採用活動も注目を浴びている。しかし、AIによる採用は何らかの問題を生じないのか。弁護士の二木康晴氏に、AIによる採用活動の限界について聞いた。
Q1 AIによる採用活動は広がっているのか?
A1 2017年5月に、ソフトバンクがエントリーシートの判定にAIを導入するというリリースを出して、大きな注目を集めた。
これまで書類選考では、企業側は膨大な量のエントリーシートを見る必要があった。その審査には相当の時間と人手を要しており、効率的な審査方法が求められていた。また、最近では、学生の売り手市場が続いているため、なるべく優秀な学生の取りこぼしをなくしたいというニーズもあり、今後もAIの利用が拡大していくことが予想される。
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