ゆうこすにとって最大の失敗

鹿毛 菅本さんにとって最大の失敗とはなんでしょうか。

菅本 最大の失敗は、アイドルを辞めたときに根も葉もない噂で炎上してしまったことでしょうか。その後、自分自身を男性向けに売ろうとして「お料理アイドル」を目指したことも一時期ありましたが、その頃のイベントにはたったの3人しかファンが来てくれませんでした。そういったポジションの選択も失敗の1つです。

 でも、失敗もすべて自分の責任です。むしろ、私は失敗したほうがいいと思っています。SNSのフォロワー数だけを気にする人がいますが、単にフォロワーが多いことは意味を持ちません。まずフォローしてもらう、これが一番のハードルです。そこからこの人のツイートを見続けたい、応援したいと思ってもらえるところまで持っていくことがSNSを使う意味です。

 どれだけコアなファンを作れるか。それには旗を振りかざすことです。大きな目標を掲げ、その目標に向かう過程では当然、失敗もする。成功も失敗も包み隠さずにフォロワーに見せることでストーリーに変わり、やがて応援したい気持ちを生み出していきます。

菅本裕子氏 1994年、福岡県生まれ。アイドルグループを脱退後ニート生活を送るも自己プロデュースを開始し「モテクリエイター」という新しい肩書を作り自ら起業。現在はタレント、モデル、SNSアドバイザー、インフルエンサー、YouTuberとして活躍中。10~20代女性を中心に自身のInstagramやYouTubeチャンネルで紹介するコスメが完売するなどその影響力は絶大。SNSのフォロワーの合計は120万人超。近著に『SNSで夢を叶える~ニートだった私の人生を変えた発信力の育て方~』
菅本裕子氏 1994年、福岡県生まれ。アイドルグループを脱退後ニート生活を送るも自己プロデュースを開始し「モテクリエイター」という新しい肩書を作り自ら起業。現在はタレント、モデル、SNSアドバイザー、インフルエンサー、YouTuberとして活躍中。10~20代女性を中心に自身のInstagramやYouTubeチャンネルで紹介するコスメが完売するなどその影響力は絶大。SNSのフォロワーの合計は120万人超。近著に『SNSで夢を叶える~ニートだった私の人生を変えた発信力の育て方~』

 ですが、今は若い子たちのほうが挑戦できなくなっている。そこにもSNSが大きく関係していると思います。

鹿毛 なぜ、そう思いますか。むしろ自由にSNSを利用できる環境が整っていますよね。

菅本 今の若い子の多くがスクールカーストを調整するためにSNSを使っているからです。クラスの人気者でいたいからおしゃれな店に行くとか、おいしそうな料理の写真を撮るとか、自分のプロフィルをいかに充実させるかという目的で使っている子が多い。私も高校時代はこの写真をアップしたら周りから変だと思われないかなとか、そういったことばかりを考えていて閉塞感がありました。