AI、ビッグデータ時代のマーケティングリサーチはどうあるべきか──。次世代マーケティングリサーチを研究、実践する萩原雅之氏の連載第2回は、「マーケティングの民主化」をキーワードにテクノロジーがもたらした変化を解説してもらう。

クラウドに集まる消費者データがもたらすマーケティングの民主化(画像)
スマートフォンの普及で消費者に関するさまざまなデータが集まるようになった

 テクノロジーの進化がもたらした最も重要な変化は、マーケティングの「民主化」である。この言葉は2つの意味で使われる。1つは企業規模や予算などによる優劣が以前ほど問題でなくなってきて、小さな投資で大きな効果を得られるようになったこと。そしてマーケティング活動において消費者や利用者(ユーザー)の行動や情報発信の影響力が高まり、企業と共に価値創造を行うようになったことだ。

デジタルテクノロジーによる「民主化」

 マス広告、マスキャンペーンを打つにはある程度の規模や予算が必要だが、デジタルマーケティングは中小企業における施策の可能性を拡大した。

 「YouTube」 やソーシャルメディアを通して影響力を持つスモールビジネスが生まれ、小さなスタートアップでもクラウドサービスを使えば、高いクオリティーのサービスモジュールを必要なところだけ利用できる。企業間の競争で小企業も互角に戦えるようになった。

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