保有する資源量が多いことこそが「強さ」である。そして、市場での競争に勝つために必要な最大の資源の一つが「人材」だ。マーケターやブランドチームの能力や総合力が、ブランドの構築に極めて大きな影響をもたらす。では、優秀な人材が異動した後も、永続的に勝ち続けるブランドをつくるにはどうすればよいのか──、その鍵は「上司や自身のモノの見方をコピーし形式知化」することにある。

人材を育てるには常にトレーニングが欠かせない (c)vladee/Shutterstock.com
とてもうまくマーケティングができているブランドと、そうでもないブランドが混在する企業が少なくない。そういった組織では、なぜこちらのブランドはうまく構築できたのに、あちらのブランドは傾いているということが起きるのだろう。市場環境が違うとか、競合の圧力が違う、ということもあるかもしれないが、マーケティングの属人性という問題も少なからず影響している。
市場競争は人材の力で決まる
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