個人年収1000万円以上で、50歳以上の経営者・役員クラスの男性たち。1950~70年代生まれの彼らは、月の小遣いが13万円以上という富裕層だ。お金にゆとりがあり、購買意欲も高そうなエルダー層男性が好むブランドとは?
マクロミル ブランドデータバンクが国内の消費者約3万人を対象にした最新の調査結果(第35期、2022年7月)から、「50歳以上×経営者・役員クラス男性×個人年収1000万円以上」のデータを抽出。さまざまな分野における、この層の男性が好むブランドを分析した。
この層の男性は、50歳以上の男性6095人のうち、わずか110人。この110人の月の小遣いは平均13万8446円で、10~60代の男女全体の平均より10万円以上、50代の男性の平均より約9万7000円多くなっている。この層の男性は、平均世帯年収(1685万円)も平均個人年収(1464万円)も10~60代の男女全体と比べて1000万円以上多く、ごく一部の富裕層といえる。
この層の男性の価値観を見ると、50歳以上男性と比較して、「欲しいものはセールで安く手に入るまで待つ」が低く、「これだと思う商品に出会ったら、迷わず購入することがよくある」がかなり高くなっており、彼らの購買力や購買意欲の高さを裏付けている。
近年、時間やお金に余裕がある50歳以上の男女はエルダー層と呼ばれ、その消費行動などに注目が集まっている。
海外だけでなく日本ブランドも好き
この層の男性が好む服は、1位「ユニクロ」、2位「バーバリー」、3位「ニューヨーカー」「ポロ ラルフ ローレン」となった。この中で、ユニクロはあらゆる層が好むブランドだ。この層が特に好むのは、バーバリーやニューヨーカー、ポロ ラルフ ローレンなのだ。
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