約3万人を対象としたインターネット調査により、日本人の消費生活の実態に迫る連載企画。今回のテーマは、この5年間でキャラクターの人気ランキングはどのように変わったか。「くまモン」「ふなっしー」といったご当地キャラクターの人気は落ち着き、男性では漫画やアニメのキャラが急上昇。女性では海外勢の人気が高まっている。

 マクロミル ブランドデータバンクが約3万人に実施した最新の調査結果(2022年1月実施)と、5年前の調査結果(16年12月実施)を比較。「好きなキャラクター」の男女のランキングをそれぞれ比べて、この5年間でキャラクターの人気がどのように変化したか調べた。

 矢野経済研究所によると、21年度のキャラクタービジネス市場は2兆5863億円。内訳は、割合が多い順に「玩具51.3%」「服飾雑貨8.7%」「菓子6.4%」と続く。5年前の16年度は2兆4389億円で、市場規模は年々拡大傾向にある。

 身の回りを見ても、雑貨や食品などの商品、さまざまなサービスまで、キャラクターは広く浸透している。漫画やアニメ、ゲームといったコンテンツと共に、日本発のキャラクターが海外で支持を集めるなど、活躍の場はますます広がっている。

5年でご当地キャラの人気は低迷

 最新の男女のランキングを見ると、5年前の男性2位、女性6位だった「くまモン」や、同じく男性3位、女性7位だった「ふなっしー」が順位を下げている。両者ともに、最新の男性ランキングではトップ10にとどまっているが、最新の女性ランキングでは15位圏外に順位を下げた。テレビ番組に登場するなど、かつて脚光を浴びたご当地キャラクターの人気は、この5年間で落ち込んでいる。

 ご当地キャラクターを自治体や商店街から募り、投票で毎年、日本一を決めていた「ゆるキャラグランプリ」は20年に最終回を迎えた。ご当地キャラクターの人気の低下から、キャラクター業界の競争の激しさがうかがえる。

●男性が好きなキャラクター
●男性が好きなキャラクター

 男性ランキングを見ると、5年前も今も1位は「ドラえもん」だ。5年間で支持率がアップし、2位との差が広がっている。ドラえもんのアニメは現在も続く長寿番組で、映画は1980年からほぼ毎年公開している。玩具や生活雑貨、LINEのスタンプといった展開に加え、2020年にはJINS、21年にはグッチとコラボレーションするなど、あらゆる分野で活躍を見せる。

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