約3万人を対象としたインターネット調査により、日本人の消費生活の実態に迫る連載企画。今回は、この5年間で「好きな家電メーカー」がどのように変わったかを見ていく。2020年から続くコロナ禍によって大きく変化した人々の暮らしにおいて、空気清浄機などの衛生ニーズに応える商品や、高コストパフォーマンス(コスパ)家電が人気を集めている。
マクロミル ブランドデータバンクが約3万人に実施した調査結果から、「好きな家電メーカー」の項目に着目。最新の調査結果(2021年7月)と5年前の調査結果(16年6月)を男女それぞれで比較して、この5年間の家電メーカーの人気の移り変わりを分析した。
経済産業省の商業動態統計「家電大型専門店商品別販売額等」によると、16年の家電大型専門店の商品販売額は約4兆1800億円で、21年は約4兆6800億円と増加している。商品ジャンルごとに見ると、生活家電や情報家電、AV家電が大きく伸びた一方、カメラ類の商品販売額はこの5年間で大きく減少した。
人々の暮らしや消費に大きな影響を与えるコロナ禍の中にあって、どんな強みを持つメーカーが支持を集めているだろうか。
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