約3万人を対象としたインターネット調査により、日本人の消費生活の実態に迫る連載企画。今回は、30代後半の男女が好む財布のブランド。本格化するキャッシュレス時代においても、財布はまだまだ必需品。現金もキャッシュレスも上手に使い分けていそうな35~39歳の男女は、どんなブランドを好むだろうか。
マクロミル ブランドデータバンクが国内の消費者約3万1000人に実施した最新の調査結果(2021年7月実施)から、35~39歳男女の「持っていてお気に入りの財布」の項目に着目。キャッシュレス決済の普及によって人々の財布の選択基準にも変化が見られそうな昨今、30代後半の男女はどんな財布を選び、愛用しているのだろうか。全体(10~60代男女)の調査結果とそれぞれ比較し、分析した。
調査対象となった35~39歳の男性は、男性全体1万5509人のうちの1723人。月の平均小遣いは3万4364円で、これは男性全体の平均とほとんど変わらない。既婚率は49.0%で、この層が持っている財布の色のトップ3は、1位「黒」52.4%、2位「茶」21.2%、3位「青」5.9%となった。
調査対象の35~39歳女性は、女性全体1万5688人のうちの1437人。月の平均小遣いは2万3861円で、こちらも女性全体の平均とほぼ同等となった。既婚率は63.5%で、持っている財布の色のトップ3は、1位「黒」23.5%、2位「茶」18.4%、3位「ベージュ」9.4%となっている。
10~60代男女全体のランキングは、1位「ルイ・ヴィトン」、2位「コーチ」、3位「グッチ」と有名ブランドが続く。
35~39歳男性のランキング上位にも、これらのブランドはランクインしているが、Brand Mapの横軸を見ると35~39歳男性が特に好むのは、2位「ポーター」、6位「ボッテガ・ヴェネタ」、13位「ココマイスター」となっている。
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