約3万人を対象としたインターネット調査により、日本人の消費生活の実態に迫る連載企画。今回は、この5年間で「カフェ・ファストフード店」の人気がどう変わったかに着目。新型コロナウイルス感染症の拡大によって、店内飲食の機会は減少。テークアウト、デリバリー対応が人気に影響を与えていそうだ。

 マクロミル ブランドデータバンクが約3万人に実施した最新の調査結果(2021年1月実施)と、5年前の調査結果(15年12月実施)を比較。「よく利用するカフェ・ファストフード店」の男女のランキングをそれぞれ比べて、この5年間でカフェやファストフード店の人気がどのように変化したかを調べた。

 5年前と21年とで大きく状況が異なるのは、やはり新型コロナウイルス感染症の拡大だろう。休業要請や度重なる営業時間の短縮要請などもあり、多くの飲食店が今も多大な影響を受けている。

 新旧のランキングにおける最も大きな変化は、5年前の男女1位だった「スターバックス コーヒー」が最新のランキングでは男女ともに2位になったことだ。代わって男女のランキングで1位になったのは、「マクドナルド」だった。

 マクドナルドのスコアは、男女ともに5年前の2倍以上に上昇。マクドナルドはこの5年間で、存在感を急速に高めた。

外食する頻度は大幅に減っている

 5年前の調査では「外食の頻度」が「週に1回以上」という回答は男性で23.3%、女性で17.5%。「しない」は男性11.4%、女性6.2%だった。最新の調査結果では、「週に1回以上」は男性18.1%、女性10.6%。「しない」は男性13.0%、女性11.7%となった。人々の外食の機会は、やはり確実に減っている。

 マクドナルドは、コロナ禍の影響下にあっても、テークアウトやドライブスルー、ウーバーイーツや出前館といったデリバリー需要によって業績を伸ばしている。アプリなら待ち時間が少ない事前オーダーができ、値引きクーポンも豊富だ。店内飲食の機会が減少した今、人々の巣ごもり需要に多様な販売形態で対応するマクドナルドが、コロナ禍の下でカフェ・ファストフード店のランキング首位に立った。

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