約3万人を対象としたインターネット調査により、日本人の消費生活の実態に迫る連載企画。今回は30代後半で個人年収400万円以上の既婚女性。平均世帯年収も全体平均より高く、小遣いも多い。高い購買力を備えた働く女性の好きなブランドを調べた。

(イラスト/木山綾子)
(イラスト/木山綾子)

 マクロミル ブランドデータバンクが国内の消費者約3万2000人に実施した調査結果(2020年6月)から、35~39歳で個人年収400万円以上の既婚女性のデータを抽出。調査対象として1509人いる35~39歳の女性のうち、既婚で個人年収400万円以上と答えたのは、100人ちょうどだった。

 35~39歳で個人年収400万円以上の既婚女性は、平均世帯年収が1046万円、平均個人年収が514万円で、いずれも全体平均(10~60代)の約2倍という高い水準になっている。

 この層が毎月使えるお小遣いは、月4万7820円。全体平均(月3万1465円)より1万5000円以上多い。25%が毎月5万円以上10万円未満を、39%が毎月10万円以上を貯蓄している。同居している配偶者はほとんどが働いており、配偶者が働いていないと答えたのは1%のみ。共働きで、高い購買能力を持っているのがこの層の女性たちだ。

 彼女たちの価値観に関する調査結果を見ると、「良いと思ったものは、思わず他人にも勧めたくなってしまう」や「自分は考える前に行動するタイプだと思う」のスコアが全体と比べて高く、買い物にも積極的な様子がうかがえる。

 自由に使えるお金を十分に持った働く既婚女性たち──。同世代女性のわずか10%以下しかいない層が好むブランドや価値観を分析した。

目利き力を備えたプロの消費者

 この層が好む化粧水は、1位が無印良品「敏感肌」、2位がP&G「SK-II」、3位がちふれ化粧品「ちふれ」と、資生堂「dプログラム」、オルビス「オルビスユー」となった。洗顔料は、1位が資生堂「専科」で、2位は花王「ビオレ」、3位はファンケル「洗顔パウダー」だ。

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