約3万人を対象としたインターネット調査により、日本人の消費生活の実態に迫る連載企画。今回は、この5年間で、冷凍食品の人気商品がどのように変わったかを見る。男女それぞれが好きな冷凍食品の変遷を分析。冷凍食品のユーザー拡大に、新型コロナウイルス感染症の流行が拍車をかけたようだ。

 マクロミル ブランドデータバンクが、国内の消費者3万1967人に実施した調査結果(2020年6月実施)から、「好きな冷凍食品」の項目に着目。5年前に実施した調査結果(15年6月実施)と比較して、この5年間で冷凍食品の人気がどのように移り変わったか、男女それぞれのランキングを分析した。

 好きな冷凍食品に関する15年6月の調査結果と20年6月の調査結果を比較したところ、最も変化が見られたのは回答率の増加だ。回答率が高いほど、お気に入りの冷凍食品がある人が多いことになる。回答率の増加は、冷凍食品への人々の興味関心が高まっていることを示している。

 好きな冷凍食品に関する15年6月の調査結果の回答率は全体では42.3%だったが、20年6月の調査結果の回答率は全体で47.7%となった。5年間で5ポイント以上上昇している。

 男女別に見ると、男性の回答率は5年前の33.4%から40.1%に、女性の回答率は5年前の52.4.%から55.1%になっている。特に、男性のスコアが大きく上昇していることが分かる。

冷食への男性の興味関心が急上昇

 大幅なスコア上昇の背景には、新型コロナウイルスの影響で外食を控え、家での食事機会が増えたことが大きいだろう。調理の手間が少なく、手軽に食べられる冷凍食品が食卓に登場する頻度が上がったという家庭は多いと思われる。

 コロナ禍直前の調査結果(19年12月実施)を見ると、男性の回答率は38.8%、女性は55.0%だった。もともと5年前よりも利用頻度が高まっていた冷凍食品の台頭に、新型コロナウイルスが拍車をかけたというわけだ。

 「1カ月の行動頻度 外食」を見てみよう。5年前の15年6月調査、コロナ禍直前の19年12月調査、そしてコロナ禍後の20年6月調査を順に並べてみる。

 すると、「週に1回以上」は19.7%→19.6%→15.3%、「2週間に1回以上」は20.0%→18.2%→15.7%、「しない」が8.7%→8.2%→10.2%となった。やはりコロナ禍によって外食の機会が減り、家庭での食事の頻度が上がったのは間違いないようだ。

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