約3万人を対象としたインターネット調査により、日本人の消費生活の実態に迫る連載企画。今回は、この5年間で人気ホテルはどう変わったかを見る。男性ランキングは、「ホテル御三家」などが順位を下げ、ビジネスホテルが上位に。リゾート推しの傾向が強い女性ランキングでは、沖縄ではなく、北海道が選ばれるようになった。
マクロミル ブランドデータバンクが国内の消費者約3万1000人に実施した調査結果(2019年12月実施)から、「好きな国内のホテル」に着目。5年前の調査結果(14年12月実施)と比較し、人気ホテルの移り変わりを調べた。
さまざまな分野の人気ブランドの推移を取り上げてきたが、ホテルほど入れ替わりが激しいケースは珍しい。これは、ホテルの数の多さにも起因するだろう。
厚生労働省によると、国内には約1万軒のホテルの登録がある(カプセルホテルやホステルなど、簡易宿泊所は含まない)。1万もの選択肢があるため票は分散し、男性女性ランキングともに、1位の得票率でさえ2~3%にとどまる。ホテル市場の競争は激烈なのだ。
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