約3万人を対象としたインターネット調査により、日本人の消費生活の実態に迫る連載企画。今回は20代後半、年収300万円以上400万円未満の層にフォーカスする。1990年前後に生まれた彼らはバブル崩壊後の平成不況下で育った。「ゆとり世代」「さとり世代」と呼ばれる彼らの嗜好とは?

【Target】25歳~29歳×男性×個人年収 300万円以上 400万円未満
【Target】25歳~29歳×男性×個人年収 300万円以上 400万円未満

 約3万人の調査対象者を擁するブランドデータバンク。2018年6月の調査結果から、25~29歳で、個人年収が300万円以上、400万円未満の男性に着目した。

 1989~93年生まれのこの世代は、生まれてすぐにバブルが崩壊し、平成不況下で育った。つまり、人生でこれまで1度も好景気を味わったことがない人々だ。89年に導入された消費税は、97年には5%に増税された。現在20代後半の人々はそんな不況が続く平成時代に育ち、その後、リーマンショックや就職氷河期も経験してきた。

 「自分で考えて動くよりも、指示を待ったほうが楽」「そこそこの生活ができればいい」「コスパ重視で楽しみたい」などを特徴とする「ゆとり世代」「さとり世代」に属するこの世代の若者たちは、不況が恒常的に続く社会で育まれた価値観を、消費スタイルに反映している。