約3万人を対象としたインターネット調査により、日本人の消費生活の実態に迫る連載企画。今回は市場が拡大している消臭芳香剤を取り上げる。市場拡大と同時に、どんどん細分化されている。この5年の間に、どんな変化が起きただろうか。

 ブランドデータバンク(bdb)の調査では消臭芳香剤と名づけているが、業界的には「芳香・消臭・脱臭・防臭」という要素があり、現在の市場規模はおよそ850億円とされている(芳香消臭脱臭剤協議会による)。室内用の市場が最大だが、自動車用、布用なども大きい。

 形で見ると置型タイプとスプレータイプに大きく分けられる。メーカーが用途ごとに商品開発を活発化させた結果、商品のシリーズ名は受け継ぎつつも、5年の間にまったくの新商品としかいえないものに変化したものも多い。

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