国民的菓子ともいえる明治のチョコレート「アポロ」(明治)が発売50周年を機に売り上げを伸ばしている。好調の理由は、“子供菓子”からの脱却を狙った施策の数々だ。何と、オフィス需要の取り込みまで視野に入れる。ド定番菓子の次の50年へ向けた進化に注目した。

 超ロングセラーチョコレート菓子「アポロ」(明治)が前年比大幅増のヒットとなっている。アポロは認知率が96%(明治調べ)にも上る、国民食ともいえる子供の定番おやつ。だが、少子化が進む中、「子供菓子」からの脱却が急務だった。そこで明治は2019年、発売50周年を機に大人需要の取り込みに大きくかじを切った。

注)データ提供:True Data。全国のスーパーのPOSデータによる。来店者100万人当たりの売上金額を前年同期と比べ、増減の割合を示した。グラフの黒の折れ線はアポロの主要な商品を合計したもの
注)データ提供:True Data。全国のスーパーのPOSデータによる。来店者100万人当たりの売上金額を前年同期と比べ、増減の割合を示した。グラフの黒の折れ線はアポロの主要な商品を合計したもの

 まず狙ったのが、「子供の頃に食べたことのある若者や大人にブランドを想起させる」(マーケティング担当の櫻井利洋氏)ことだ。19年春には、ユニクロが展開する「UT」でアポロをモチーフにしたデザインTシャツを販売するなど、封印してきた大型コラボを解禁。SNSでも話題を集めた。

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