酒類市場が縮むなか、逆に伸び続けているのが、缶チューハイなどのRTDだ。特に度数が8〜9%の高アルコールタイプは成長株。この5年で、市場規模は2倍以上に膨れた。その牽引役が、サントリースピリッツの「―196℃ ストロングゼロ」。月間の売上額(1店当たり)で見ると、17年は年間を通じて前年比を上回る快進撃を続ける。

■17年の売上額(1店当たり)は毎月前年超え
絶好調の要因の一つが、高アルなのに、30〜40代の女性を取り込めている点だ。スーパーマーケットでの年齢別の購入者データ(下図)を見ると、宝酒造の競合ブランドに比べてその層での強さが目立つ。
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