日本フードサービス協会(JF)が2019年2月25日に発表した外食産業市場動向調査によると、19年1月の売り上げ状況は1.4%増と29カ月(2年5カ月)連続して前年同月を上回った。
同調査は、JF加盟のファストフード、ファミリーレストラン、パブレストラン/居酒屋、ディナーレストラン、喫茶、その他の6業態合計199事業社3万6659店(1月有効回収事業者/店舗)から集計した(新規店も含む)。業態に関しては経済産業省の商業統計を参考に区分している。1月は一部で年始休業などの店もあったが、18年1月のような大雪の影響もなく、暖冬傾向で天候にも恵まれたため、多くの業態で客足は比較的堅調だった。
ハンバーガーチェーン大手2社の既存店売上高は、1月も明暗が分かれたままだった。マクドナルド(日本マクドナルドホールディングス)の売上高は前年同月比3.6%増と、38カ月(3年2カ月)連続で前年同月を上回った。客数は同3.1%増、客単価は同0.4%増だった。1月は「ダブチvsてりやき No.1対決」キャンペーンを実施し、好評だった。
モスバーガー(モスフードサービス)の売上高は同10.8%減と12カ月(1年)連続でマイナスだった。客数も同7.1%減、客単価も同4.1%減だった。
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