日本自動車販売協会連合会が2019年2月1日に発表した1月の乗用車(普通車・小型車)の新車販売台数は21万7762台。前年同月比1.3%増となり、2カ月ぶりに前年同月を上回った。
同連合会が2月6日に発表した1月のブランド別新車販売台数確報によると、普通車・小型車・軽自動車を含めた乗用車の合計は、トヨタ自動車が9万8877台(前年同月比4.5%増)、ホンダが5万5149台(同1.4%増)だったのに対し、日産自動車は4万5257台(同7.2%減)と、2カ月連続で前年同月を下回った。昨年末から尾を引く「ゴーン・ショック」が、じわりと響いてきたようだ。
車種別ではノートが4カ月ぶり首位
しかし同じく19年2月6日に発表した乗用車ブランド通称名別順位を見ると、トップは日産「ノート」の1万1448台(同8.0%減)で4カ月ぶりに首位に立った。2位も日産「セレナ」の1万110台(同29.2%増)で、日産勢がツートップを占めた。両車種とも日産独自のハイブリッドシステムの「eパワー搭載車」として人気で、特にセレナは11カ月連続で前年同月を上回っている。
3位はトヨタ「アクア」8875台(同1.5%増)、4位はトヨタ「プリウス」8712台(同6.0%減)、5位はトヨタ「シエンタ」8600台(同29.6%増)だった。
軽自動車では17カ月連続でホンダ「N-BOX」がトップ
2月6日に全国軽自動車協会連合会が発表した軽乗用車の1月の通称名別新車販売速報によると、販売台数1位はホンダ「N-BOX」で1万9192台だった。前年同月比0.6%減だったが17カ月(1年5カ月)連続でトップの座を守った。2位はスズキ「スペーシア」が1万4350台(同38.0%増)、3位は日産「デイズ」の1万3541台(同8.8%減)だった。
日本自動車輸入組合が2月6日に発表した1月の輸入乗用車ブランド別新車販売台数は、1位はメルセデス・ベンツで4397台(同3.0%増)。2位はフォルクスワーゲン2819台(同0.9%増)、3位はBMW2177台(同9.5%増)だった。