日本電機工業会(JEMA)が2018年11月21日に発表した民生用電気機器(いわゆる白物家電)の同年10月の国内出荷金額は約1523億円で、前年同月比5.6%増と6カ月連続のプラスとなった。

 主要3品目のうち、ルームエアコンと電気洗濯機の出荷金額が前年比プラスと好調で、これらの高付加価値製品を中心とした更新需要が、白物家電全体をけん引している。

 ルームエアコンの10月の出荷金額は326億2700万円(前年同月比23.4%増)で、出荷台数は37万6000台(同18.4%増)。金額、台数とも7月以来4カ月連続で2桁の高い伸びを示しており、高い水準を維持している。いずれも9カ月連続で前年同月を上回った。

 電気冷蔵庫の出荷金額は253億7900万円(同7.0%減)で、台数は23万4000台(同4.1%増)。金額は2カ月連続のマイナスだったが、台数は2カ月ぶりにプラスとなった。容量が「401L以上」の金額が180億4900万円(同14.7%減)、台数が10万3000台(同9.5%減)など大容量の機種がマイナスとなったが、少人数世帯向けの中・小容量の機種が増加している。

 電気洗濯機の出荷金額は215億9800万円(同7.4%増)で、台数は29万8000台(同4.7%増)。金額は4カ月連続のプラス、台数は2カ月連続でプラスとなった。全自動洗濯機のうち、「8.0kg以上」の大容量タイプが、まとめ洗いや大物洗いのニーズにより好調に推移した。

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