日本百貨店協会が2018年5月23日に発表した18年4月の全国百貨店売上高は約4565億円。前年同月比0.7%増と、2カ月連続プラスとなった。気温上昇を追い風に日傘やサングラスなどの春夏商材が活発に動いた。

 調査対象は全国80社の222店。大都市を中心に高額商品が高い伸びを示した。特にインバウンド消費は売上高が約316億円と初めて単月で300億円を超え、18年3月の約290億円に次いで過去最高を記録した。

 地区別では、10都市(札幌、仙台、東京、横浜、名古屋、京都、大阪、神戸、広島、福岡)での合計売上高が、同2.5%増と9カ月連続で前年同月を上回り好調に推移している。同9.9%増と16カ月連続プラスの大阪をはじめ、富裕層やインバウンドによる消費が多い札幌、東京、名古屋、京都、大阪、福岡の6地区で前年同月をクリア。しかし10都市を除く地方全体の売上高は、同3.6%減と12カ月(1年)連続で前年同月を下回り、苦戦が続いている。

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