シリコンバレーに拠点を置き、日本企業のAI(人工知能)活用を支援するパルアルトインサイトCEO/AIビジネスデザイナーの石角友愛氏。米グーグル在籍時に学んだ機械学習の活用や事業の立ち上げ経験を生かし、「AIの民主化」を目標に掲げて日本企業のAI活用を支援する。

ハーバードビジネススクールでMBAを取得後、米グーグル本社で多数のAIプロジェクトをシニアストラテジストとしてリード。AIを活用した職業サイトを起業、エグジットを経て17年にパロアルトインサイトを創業。シリコンバレーの200人以上のデータサイエンティストのネットワークを構築。日本企業に対してAI活用の提案から、ビジネスモデルの構築、AIモデル作成など一貫した支援を提供する、新タイプのAI企業を経営。著書に『才能の見つけ方 天才の育て方』(文藝春秋)など多数
ハーバードビジネススクールでMBAを取得後、米グーグル本社で多数のAIプロジェクトをシニアストラテジストとしてリード。AIを活用した職業サイトを起業、エグジットを経て17年にパロアルトインサイトを創業。シリコンバレーの200人以上のデータサイエンティストのネットワークを構築。日本企業に対してAI活用の提案から、ビジネスモデルの構築、AIモデル作成など一貫した支援を提供する、新タイプのAI企業を経営。著書に『才能の見つけ方 天才の育て方』(文藝春秋)など多数

石角さんは、米国の大学卒業後、日本でビジネスを立ち上げ、その後再び渡米してハーバードビジネススクールでMBAを取得。シリコンバレーの米グーグル本社で働かれていたんですよね。そこでAI(人工知能)に出合ったと。

石角 日本では起業家支援のインキュベーションビジネスを手掛けていました。ハーバードでIT戦略を学び、それが面白くて、シリコンバレーで働きたいと必死で就職活動して。100社ぐらい受けて唯一勝ち取ったのが「Googleショッピング」のシニアストラテジストのポジションです。そこで初めて機械学習と出合い、ゼロから勉強しました。この時期にAIを学べたのは、今思うと本当にラッキーでしたね。

 グーグルではオペレーションや人海戦術も学びましたし、エンジニアでもないのにコードを書いたり、いろいろやりました。立ち上げた事業がマネタイズできず、なくなってしまう経験も何度もありましたが、グーグルではそんなことは当たり前。プロダクトをゼロから作るチームでしたから、面白かったですね。一流のエンジニアに出会えたことも本当にラッキーでした。

このコンテンツ・機能は有料会員限定です。

有料会員になると全記事をお読みいただけるのはもちろん
  • ①2000以上の先進事例を探せるデータベース
  • ②未来の出来事を把握し消費を予測「未来消費カレンダー」
  • ③日経トレンディ、日経デザイン最新号もデジタルで読める
  • ④スキルアップに役立つ最新動画セミナー
ほか、使えるサービスが盛りだくさんです。<有料会員の詳細はこちら>
この記事をいいね!する