ハウステンボスCTOの富田直美氏は、米ピクチャーテルなど8社もの外資系日本法人のトップを歴任してきた。それらの知見を生かして実現したのが、ハウステンボスのロボットをフルに活用した宿泊施設「変なホテル」だ。サービスロボット専業のスタートアップも設立した。70歳を超えた今もなお、富田氏が好奇心とモチベーションを保ち続けられる秘訣を聞いた。

ハウステンボス取締役CTO兼hapi-robo st代表取締役社長。米アシュトンテイト、米ピクチャーテル、米オプスウエア(Opsware)など外資系IT企業の日本法人社長など約10社の経営に携わる。日本総合研究所理事、社会開発研究センター理事、アジア太平洋地域モデル・ラジオコントロールカー協会の初代会長などを歴任。多摩大学客員教授
ハウステンボス取締役CTO兼hapi-robo st代表取締役社長。米アシュトンテイト、米ピクチャーテル、米オプスウエア(Opsware)など外資系IT企業の日本法人社長など約10社の経営に携わる。日本総合研究所理事、社会開発研究センター理事、アジア太平洋地域モデル・ラジオコントロールカー協会の初代会長などを歴任。多摩大学客員教授

富田さんは60代の後半にハウステンボスのCTOとなり、変なホテルの立ち上げに参加したり、サービスロボット専業のスタートアップ「hapi-robo」を起業したりしています。好奇心とモチベーションがそこまで続くのはなぜですか。

富田 常に自分が楽しい、面白いと思うことに取り組むことです。やりたいと思った時に集中的に取り組んで、そうでない時は他の事をやっていてもいい。その積み重ねが経験となるので、ドローンにしても若い人にも負けない知識を身に付けている。世界のトップとも渡り合えている。

 例えば、私は「ラジコンの神」と自分で言っています。単なる趣味ではありません。あるラジコンカーを手掛ける企業の立ち上げを支援したり、ラジコン業界のトップ企業のコンサルティングをしたりしていました。現在でいえば副業のような形で、企業に所属しながら手掛けていました。アジア太平洋地域モデル・ラジオコントロールカー協会の初代会長を務めました。

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