世界的なデザインオフィスnendoの佐藤オオキ氏が、経営者としての視点と経験を通じて書くこれからの企業の組織論。これまでの組織論の真逆を行く、「アイデア」や「創造性」を生み続ける組織のあり方を考えるコラム。
  • 第5回
  • 2018.08.22
佐藤オオキ 選択と集中を「しない」(後編)
「ブランド価値」は数値に置き換えにくい指標だが、長期的に売り上げを維持し、なおかつ高い利益を得ていこうとする場合には、こうした数値化できない指標の存在を意識した経営と組織づくりが不可欠になる。では、組織のポテンシャルを最大化するための投資法はあるのか。ブランド投資のコツについて、佐藤氏が解説する。
  • 第4回
  • 2018.08.21
佐藤オオキ 選択と集中を「しない」(前編)
デザインをビジネスに活用する際に大切なのは、「ブランド価値」という数値に置き換えにくい指標を正しく把握することである。クリエイティブに投資をすると、まずこの価値が上がり、それが時間を置いて売り上げや利益に還元される。ブランド価値は定量化できないため、短期的な売り上げを重視する一般的な経営スタイルにおいては認識されにくいのが実態だ。
  • 第3回
  • 2018.07.23
佐藤オオキ ノルマを設定「しない」(後編)
四半期決算や月次決算を取る企業が当たり前になり、そのときの売り上げや利益の達成状況や経営状態、投資に対する回収状況をチェックされる。これが結果的に企業を「短期的に」結果を出さなければならない状況に陥れる。目の前のノルマをクリアすべく、とりあえずの売り上げが欲しいために、自社の商品やサービスの安売りがまず起こる。そして、これまで築き上げてきたブランドが毀損されていく。佐藤氏は「ノルマからブランドは生まれない」と言う。
  • 第2回
  • 2018.07.20
佐藤オオキ ノルマを設定「しない」(前編)
組織についてはさまざまな考え方があるが、その多くにおいて共通していることがある。それは、組織とは何かという定義だ。一般的に組織とは「共通した目標のためにお互いが協力しあいながら動く集団」と定義されており、組織づくりの第一歩は、このチームの共通のゴールをどこに置くかという「目標設定」にあると言える。いずれの組織論でも、その目標は明確かつ具体的であるほうがいいと言われているが、創造的な組織をつくるためには「目標は具体的過ぎないほうがいい」と佐藤氏は言う。
  • 第1回
  • 2018.06.21
組織づくりを「しない」
設立から17年目で、関連会社を含めて80人という国内でも最大級の規模を誇るデザイン組織に成長したnendo。現在、400というデザインプロジェクトを同時に走らせ、数多くの賞を獲得するなどクオリティーの高いデザインを生み出し続けている。その佐藤氏は、どのような考えで、アイデアを生み出し続ける組織をつくり上げ、デザインプロジェクトを成功に導くチームつくりを行ってきたのか。nendoという組織を成長させ、そして数多くの企業とデザインプロジェクトをしてきた自身の経験から、高い創造性を生み出すための組織のつくり方を語ってもらう。

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