ドミノ・ピザ ジャパンの富永朋信氏が「マーケティングのウソ」を暴く連載の第5回。最近増えている「CDO(最高デジタル責任者)」がCMOと同列に位置付けられる意味を考えてみます。

企業のエグゼクティブポジションを「CxO」という名称で定義するのが、日本企業でもかなり定着してきました。CEO(最高経営責任者)、COO(最高執行責任者)、CFO(最高財務責任者)あたりは今日、どの会社でも一般的に使う職位名なのではないでしょうか。
マーケティングの最高責任者であるCMOも上の3つほどではないですが、だんだんと通りが良くなってきた実感があります。最近では「CMOの役割とは」などと銘打った講義やクラスもよく見かけるようになりました。
そのCMOよりも新しく勃興したCxOポジションに、CMOと並列する存在としての「CDO」があります。CDOはチーフデジタルオフィサーで、その一義的な意味としては企業のデジタル系ビジネス施策を管掌するポジションということになろうかと思います。今回はこの「CDOの台頭」という現象を考えてみたいと思います。
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