シンプルで洗練されたデザインのカプセルホテル「ナインアワーズ」。都会におけるトランジット(立ち寄る)というニーズに対応し、店舗を拡大している。デザイナーと共同で事業コンセプトを構築した舞台裏を油井啓祐代表が語る。

(写真/新関雅士)
(写真/新関雅士)
油井啓祐(ゆい・けいすけ)氏
ナインアワーズ代表取締役
1970年、横浜市生まれ。88年、私立市川高校卒業。95年関西学院大学商学部卒業後、ジャフコ入社、投資部配属。99年、父の逝去に伴い、父が経営していたカプセルホテル運営会社を継承。2006年、柴田文江氏に新事業のビジネスモデルとデザインに関するディレクションを依頼。09年、新事業として「ナインアワーズ」の1号店を京都に開業。13年にナインアワーズ設立。東京、京都などに10店舗を展開する

デザインと経営は同一にして不可分

──カプセルホテル「ナインアワーズ」と従来のカプセルホテルの違いはどこにあるのでしょうか。

油井啓祐氏(以下、油井) 都市の中で好きな時間にトランジット(目的地へ行く途中で立ち寄ること)できる新しいサービスをつくろうと考えました。