2018年3月期に最高益を更新したエステー。 女性受けするデザインを採用した高価格帯商品が業績をけん引している。 社長自ら推進してきた「デザイン革命」の成果を語る。

(写真:新関雅士)
(写真:新関雅士)
鈴木貴子 氏(すずき・たかこ)
エステー社長
1962年、東京生まれ。84年上智大学外国語学部卒。日産自動車、LVJ(ルイ・ヴィトン・ジャパン)グループ(現LVMHグループ)などでグローバルマーケティングを担当。2010年、叔父の喬氏(現会長)に請われエステーに入社、同社の「デザイン革命」を先導し、13年、社長に就任。趣味は陶芸と旅先でのアート鑑賞

ユーザーに寄り添う「デザイン革命」を推進し業績回復

──女性を意識した商品がヒットして、業績も上向いていますね。

鈴木貴子氏(以下、鈴木) 消臭芳香剤「消臭力 Premium Aroma」が2017年から売れています。従来の「消臭力」を女性が好むデザインに変え、香りを見直して、価格は従来よりも3割ほど高く設定しました。

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