気象情報のウェザーニューズの石橋知博執行役員へのインタビューの後編。石橋氏は「我々が一番こだわっているのは目先の3時間、6時間の予報だ」と語る。その背景には、スマートフォンの普及による天気予報の“消費”スタイルの変化がある。
(前編)空の写真が毎日2万枚 利用者の力で予報を当てるウェザーニューズ
(前編)空の写真が毎日2万枚 利用者の力で予報を当てるウェザーニューズ
天気予報の新しい“消費”法
天気予報では「東京では明日何時までに最大で10cmの積雪の可能性がある」のように予測するが、その予測とは異なるのか。
仮に雨雲が来て、かつ雪を降らす状態であれば、これだけの降雪量になると予測している。我々も明日の予測であれば同じ状況だが、3時間後、6時間後の短期であれば、雨と雪の境目の情報などを基に積雪を予測する。ユーザー投稿を使うことで、短期の予測の精度が上がる。
我々のトラフィックを見ると、天気は目先の1~2時間を見ることが非常に多い。朝、駅に行くまでに雨に降られないかを知りたいといったニーズが高い。
それはなぜか。
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